リフトアップ効果抜群!フェイスリフトのSMAS法とは?
「たるみが目立つ顔周りをリフトアップしたい」という声は多く聞かれます。確かに、たるみが無くなるだけで見た目年齢が大きく若返るフェイスリフトで若いころの美しさを取り戻せたらいいのにと考えるのは当然でしょう。
顔のたるみのケアには、糸リフトなどいくつかの方法がありますが、たるみ具合が大きくても、高いリフトアップ効果を確実に得たい場合は、切る施術のフェイスリフトがおすすめです。
今回は、フェイスリフトの種類や、フェイスリフトの中でも最も効果の高いSMAS法について詳しく解説します。
|フェイスリフトはどの層から引き上げるかが肝心
フェイスリフトは、頬だけでなく、額や首、目の下など様々な部分の引き上げができる方法です。
その引き上げ効果は、皮膚をどの層から持ち上げるかによって異なります。
フェイスリフトにはどんな方法がある?
フェイスリフトには、大きく分けて3つの方法があります。
・皮膚の表面だけを持ち上げる方法
・骨膜の下を剥離してから顔全体を持ち上げる「骨膜下リフト」
・皮下脂肪の下にある表在性筋膜を含めて持ち上げる「SMAS法」
最もリフトアップ効果が高いのはSMAS法
3つの方法のうち、最もリフトアップ効果が高く、傷も目立たない方法がSMAS法です。
例えば、皮膚の表面だけを引き上げる方法の場合、一時的には理想通りのリフトアップができます。しかし、顔にはたくさんの表情筋があるため、それらが動くにつれて、しばらくすると再びたるみが出てきてしまいます。
一方、SMAS法は、髪の毛で隠れる位置から耳の付け根に近い部分をシワにそって切開して、余分なたるみを取り、SMASごと引き上げる方法です。
皮膚の下にあるSMASと呼ばれる組織(表情性筋膜)は、皮膚よりも伸縮性が弱い組織で、頭から頬、首にかけての筋肉とつながっているため、SMASも含めてリフトアップすることで引き上げ効果が長持ちするのです。
せっかくフェイスリフトを受けるのであれば、リフトアップ効果が高く、持続性のあるSMAS法で行うのがおすすめです。
|リガメントを処置して固定力をアップし後戻りを防ぐ
SMAS法の施術とともにリガメント処置を行うことで固定力をさらに高めることができます。
リガメント(靭帯)とは
リガメントとは、貝柱のような細いひも状の靭帯のことで、顔には皮膚と骨の間を固定するリガメント(靭帯)がいくつも存在しています。
皮膚のたるみが少ない場合
皮膚のたるみが少なければ、皮膚と骨の間を強い力で固定しているリガメントを残したままリフトアップします。
リガメントをそのままにリフトアップしても、皮膚がリガメントに引き戻されることなく、リフトアップした状態を保つことが可能です。
皮膚のたるみが大きい場合
たるみが大きい場合、皮膚を持ち上げる角度が大きくなるため、リフトアップをしても骨と強く結びついた部分が、リガメントに引っ張り戻されてしまい、たるみが残ります。
このような場合には、引き上げの妨げになるリガメントを切り離してからたるみを引き上げる方が効果的です。
また、フェイスリフトをした後に、重力に負けて顔の皮膚が再度たるんでしまう可能性があります。
その場合は、たるみを十分に引き上げてから、新しい位置に糸でリガメントを固定することもが有効です。
リガメントの処置は繊細で、高い技術力が必要です。
経験豊富なドクターに執刀してもらえる美容外科クリニックを選ぶようにしましょう。
|SMAS法は身体の負担が少ないのも魅力
SMAS法は、切開を伴う方法の中では腫れが少なく、傷口も目立たない術法です。
熟練したドクターが行えば身体の負担を最小限に抑えて、高いリフトアップ効果が期待できます。
手術時間は3時間程かかりますが、麻酔によって眠った状態で手術を受けることになりますので、手術中に痛みに耐えられるかという心配も要らないでしょう。
抜糸までは1週間程度かかりますが、その頃には傷口は目立たなくなっており、ダウンタイムは骨膜下リフトと比較すると短くて済みます。
また、患部を濡らさなければ当日からシャワー浴が可能で、メイクも当日だけ控えれば翌日からできます。
普通の入浴も術後3日目から可能なため、日常生活の制限は、切開を伴う手術のわりには少ないと言っても良いでしょう。
手術後のケアはドクターの指示に従って
手術後は止血のために患部をバンドで圧迫します。
バンドの取り外しを含め、術後のケアについては必ずドクターの指示に従うようにしましょう。きちんと指示通りのケアをすることによって自然な仕上がりになります。
もし、傷口に炎症や細菌感染による化膿が起こったときや、強い痛みや腫れなど気になる症状が現れたときは、早急に手術を受けた美容外科クリニックに連絡し、患部を診察してもらいましょう。
よく経過観察をして、速やかに相談することでトラブルを防ぐことができます。
|SMAS法のリフトアップ効果を最大限に引き出すためには
SMAS法は、たるみ具合に合わせて縫合の位置や数の微調整が必要な手術です。また、リガメントの処置が必要な場合も、繊細な技術が必要となってきます。
そのため、SMAS法でのリフトアップ効果を最大限に引き出すためには、手術経験の豊富な熟練のドクターに執刀してもらうことが何よりも大事です。
フェイスリストに興味のある方は、症例数が多く信頼できる美容外科クリニックを選び医師に相談するようにしましょう。